ファッション

【東コレ】あなたはどう思う?答えのない「ネ・ネット」の黒いゴミ袋ドレス

 オーガンジー素材に黒い光沢プリントを施し、ゴミ袋を思わせるドレスからコレクションはスタートした。バルーン状に膨らむドレスだが、実はゴミ袋のパターンを採用したものだった。また、リサイクルのマークをモチーフにした柄や、様々な生地や柄を寄せ集めたマキシ丈スカートやパッチワークシャツ。モデルには、ニットのマスクを装着させている。「明確な答えはありません。見る人によって感じることは違うと思うし、想像を膨らませてほしい」とデザイナーの髙島一精。中には、ガスマスクを思わせるニットマスクもあった。柄をコラージュし、残布のようなチェック生地をヘムラインに垂らす。リサイクルと言えば簡単だが、髙島の心の中には「新しい価値観を想像した。常に価値観を模索している」という。社会の動きに敏感な同デザイナーは、東日本大震災後にも、自然に対する敬意や恐ろしさをファッションショーで表現している。ニットやデニムを使ったカジュアルウエアは東京のストリートに映え、非常に魅力的に映るが、実際のメッセージは深いものだ。渋谷のライブ会場を発表の舞台に選んだのも「雑多で真っ暗な空間で、緊張感を演出したかった」と語っている。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

メンズ32ブランドの猛暑に負けない推しスタイル 2025年春夏メンズ・リアルトレンド

「WWDJAPAN」12月16日号は、2025年春夏シーズンのメンズ・リアルトレンドを特集します。近年は異常な暑さが続いており、今年の夏は観測史上最も暑い夏になりました。ファッション界への影響も大きく、春夏シーズンはいかに清涼感のあるスタイルを提案するかが大切になります。そこで、セレクト各社やアパレルメーカーの展示会取材、アンケートを通して全32ブランドの推しのスタイルを調査し、メンズのリアルな傾…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。