「ジョルジオ アルマーニ」のテーマは、「色彩の中の都市」。とは言っても、コレクションはカラフルとはほど遠い。むしろ、ブラックとホワイト、そしてその中間色とも言える様々なグレーに着目し、色に溢れた街だからこそ逆に引き立つ、モノトーンのシンプリシティに徹した。
特に、ブラック&ホワイトのバリエーションの多さは特筆すべきだ。ヘリンボーンをプリントしたセットアップから、刺し子のような模様を刻んだラグランスリーブ&ドロップショルダーのニットまで、バリエーションに豊かだ。そして、ジャケットはさらに圧巻のラインアップ。網目模様を筆頭に、ジャカード織り、トロンプルイユなど、アイデアはつきない。白と黒の対比を楽しむからこそ、ボトムスは純白のスリムパンツで。スポーティな雰囲気のパンツは、ジャケットの存在感を高める名脇役だ。
?
後半は、色が少しずつ登場。ビリジアンやザクロレッドは、今シーズンのトレンドカラー。そこにヌードピンクを加え、白黒で描く清涼感にちょっぴりの官能的な要素を加えた。
?
【コレクションの全ルックはコチラ】