ファッション

PPRが「クリストファー・ケイン」の株式過半数を獲得

PPRが「クリストファー・ケイン」の株式51%を獲得するようだ。弊紙の昨年12月3日号で既報の通り、PPRが同ブランドをバックアップするという噂が流れていた矢先のことだった。ケインは昨年11月末に3年間続いた「ヴェルサス」のデザイナーを辞任。同時期に、「バレンシアガ」のニコラ・ゲスキエールの辞任が発表されゲスキエールの後任の候補にも挙がっていた。

PPRは、「クリストファー・ケイン」をグローバル・ラグジュアリー・ブランドに成長させる意向であり、2014年にはロンドンに初となる路面店の出店及び、同ブランドのセカンドラインをスタートする予定だ。PPRは、中小ブランドを世界的なラグジュアリー・ブランドに成長させるのを得意としており、01年に買収した「バレンシアガ」の規模は当時の11倍にもなっている。

「『クリストファー・ケイン』は、既にラグジュアリー・ブランドとして確立しており、大きな可能性を秘めている。我々のノウハウを使ってそのクリエイティビティを更に進化させ成長させたい」とPPRのフランソワ・アンリ・ピノー会長兼最高経営責任者はコメント。

ケインは、セント・マーチン美術大卒業後、06年に自身のブランドを設立。09年にTシャツのライン、10年にはリゾート・コレクションとメンズウエアをスタートした。

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