台湾最大のファッション総合展示会「タイペイ・イン・スタイル(Taipei in Style、以下TIS)」が11月12日から15日まで、台北の松山文創園区で開催されている。主催は、台湾のテキスタイル・アパレル企業が加盟する台湾テキスタイルフェデレーション(紡拓会)。今回は、アッシュ・ペー・フランスの合同展示会「ピーアールワン トレードショー タイペイ(PR01.TRADE SHOW TAIPEI、以下PR01.)」と、日本のアニメ・漫画などのカルチャーを紹介するイベント「ジャパン メディア ミックス フェスティバル(JAPAN MEDIA MIX FESTIVAL)」が同時開催している。
TISでは、台湾国内外の150ブランド、197ブースが出展している他、15のランウエイショーが行われている。12日には、台湾の若手デザイナーを発掘し、支援する「タイワン ファッション デザイン アワード 2015 フィナーレ」が開催。台湾の民族衣装とモダンなフォーマルウエアをミックスしたシンレン・リウ(Shing Luen Liou)がグランプリに選ばれ、賞金1000ドル(約120万円)を獲得した。日本からは、丸山敬太「ケイタ マルヤマ(KEITA MARUYAMA)」デザイナーと三越伊勢丹の寺澤真理・婦人第一商品部バイヤーが審査員として参加した。
PR01.には、JR東日本グループの駅ビル商業施設、アトレ(atre)が初出展。アトレ吉祥寺館の植物が飾られた内装をイメージしたブースを設置し、ルームウエアの「ジェラート ピケ(GELATO PIQUE)」をはじめ、インテリアショップの「私の部屋」や「コレックス(COLLEX)」、ヘアメイク&ネイルサロンの「アトリエはるか」、カステラの黒船など13のブランドや企業が合同で商品やサービスを紹介している。また、地球環境を考慮したファッションアイテムを集める「ルームス エシカル」も初参加し、リサイクルレザーを使ったバッグの「マコー」や、インドで栽培支援したオーガニックコットンを使用したスカーフの「エバールーム」などの5ブランドを展示している。さらに、お笑いタレント「キングコング」の西野亮廣がアーティストとして自身のブースを設け、作品展示や絵本の販売を行っている。
なお、最終日の15日には、「ジャパン メディア ミックス フェスティバル」内で、秋葉原発のアイドルグループのてんぱ組inc.が一般向けのライブ行う予定だ。