1月21日〜25日まで、スイス・ジュネーブで開催中の国際高級時計見本市SIHH(ジュネーブ・サロン)から各ブランドの新作を速報する。
SIHHに出展して5年目を迎えた「ラルフ ローレン」の今季はサファリがテーマ。ラルフ自身が所有するヴィンテージの「ランドローバー」をブースに配し、座席にもバッグやカメラ、双眼鏡などが置かれてブランドの世界観を演出する。
新作コレクションはサファリの荒々しいロマン、セーリングと乗馬などの洗練された貴族的スポーツ、優雅なアールデコなど、彼がこよなく愛するモチーフを着想源に制作されたもの。「RL67 オートモーティブ クロノグラフ」(写真)は、サファリローリーのラグッドな外観を想起させるチタニウムレジンのケースと、クラシックカーの内装に着想した楡の木目ダイアルとのコントラストが目を引く。チタニウムレジンは航空機に使われるほど強度と軽量さを持つ素材。
ヴィンテージウォッチのコレクターとして知られるラルフ・ローレンのこだわりと世界観が、高級時計のマニュファクチュールとの融合で実現し、彼の妥協を許さない創作哲学が時計の世界でもくまなく表現されている。