「カルティエ」や「ヴァン クリーフ&アーペル」や「ピアジェ」、「ヴァシュロン・コンスタンタン」を始めリシュモン・グループを中心に最高峰の高級宝飾時計メゾン16社が、今年のトレンドをリードする新作を発表する国際高級時計展SIHH(Salon International Haute Horlogeri/通称:ジュネーブサロン)が1月20日、ジュネーブのパレクスポで開幕した。
中国市場の成長が急減速するなど懸念材料はあるものの、開幕に先駆けて先週16日に発表された同グループの9?12月のジュエリーとウォッチ部門の好調なセールスで、総売り上げ額は2941ミリオンユーロと、前年同期と比較して固定為替レートで約9%の成長を記録。SIHH会場の雰囲気も明るく、発表された新作もまさにラグジュアリーの王道を行く、最先端の技術と最高峰の職人技が凝縮されたものばかり。中でも最も充実していたのが「カルティエ」だ。贅沢を極めたハイジュエリーウォッチや職人技が凝縮されたアートウォッチ、革新的な複雑機構を搭載したコンプリケーションウォッチの圧巻のコレクションに加えて、ついに人気のメンズウォッチ「カリブル ドゥ カルティエ」に、真に本格スポーツウォツチと呼べる300m防水のダイバーズウォッチが登場。ウィメンズでも、伝統の「トーチュ」のウィメンズモデルや「バロン ブルー」から誕生した「バロン ブロン」コレクションが新たに発表された。
会期は24日まで。この後も続報を行なう予定だ。