今回のSIHHの高級時計の新作で、宇宙テーマのモデルとともに大きくフューチャーされたのが「スケルトンモデル」。
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宇宙の構造を再現する機械として生まれた時計のメカニズムはよく"機械の小宇宙"と讃えられるが、スケルトンモデルでは、通常はケースの中に隠されているこの小宇宙を外から優雅に鑑賞できるよう。ケースのシースルー化、ムーブメントのオープンワーク化を徹底的に行なわれている。
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メゾンの中で、大胆にもこの"スケルトン"をメインテーマに掲げたのが、1755年の創業から現在まで休み無く時計作りを続けている"世界最古の時計ブランド"「ヴァシュロン コンスタンタン」。トレードマークのマルタ十字をシリーズ名とするトノー型の「マルタ・トゥールビヨン・スケルトン」を始め、職人技を駆使したアートコレクター向けの「メティエ・ダール」コレクション、さらにレディスまでスケルトンモデルを展開。この技法の奥深い魅力を強烈にアピールした。
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日本の女性にとって、スケルトンモデルはまだなじみがないもの。だが、ヨーロッパでは、確実にセレブな女性たちの間で認知されつつある。
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