ファッション

ブリュッセルのテロにファッション業界人がSNSで平和のメッセージを投稿

 3月22日、ベルギー・ブリュッセルで連続爆破テロが。ブリュッセル空港で2度の爆発、1時間後に地下鉄マルベーク駅で再度爆発が起きた。報道によると34人が死亡、150人以上が負傷した。ベルギー政府はテロ警戒レベルを最高値に上げ、交通機関もストップさせた。

 ファッション業界にも激震が走った。ベルギーのデパート、ガレリア インノ(GALLERIA INNO)はブリュッセルの中心にある4店舗を閉店し、国内の残りの12店舗はセキュリティーを強化して営業し続けた。

 ブリュッセル出身のダイアン・フォン・ファステンバーグ(Diane Von Furstenberg)は「ブリュッセルだけでなく、ヨーロッパ全体および私が生まれ育った世界が攻撃された」とコメント。ベルギー人デザイナーのジャンポール・ノット(Jean-Paul Knott)はブリュッセルのスタジオで2017年春夏コレクションを製作の真っ最中だった。「午前中はサイレンが鳴りやまず、午後3時に昼食をとりに行こうとしたら、駅もレストランもどこも開いていなかった。今は自宅に走って帰る人々もいなくなり、人通りが完全に絶えた。パリと同様、時間が経てばブリュッセルもそのうち立ち直るだろう」。

 また、「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」「ジャックムス(JACQUEMUS)」「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」、カリーヌ・ロワトフェルド(Carine Roitfeld)、イネス・ド・ラ・フレサンジュ(Ines De La Fressange)など、多くのブランドや業界人がSNSでも平和を願うメッセージを投稿した。

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