UKミュージシャンのアーキー・マーシャル、そして、"再出発"を意味する「ARCHY(アーキー)」が、「ディスカバード」の今季のテーマ。シブヤファッションフェスティバルの会場となった宮下公園にコンクリートのランウェイをつくり、「これまでのデザインに大人っぽさを加えた」最新ルックを披露した。キャメル・ベージュやグレーを用いたカラーパレットに、ブルーやグリーンをミックス。チャブと呼ばれる不良少年らが好む「偽物ブランド」のチェックをイメージしたプリントをジャケットやニットに落とし込んだ。また、ストライプのセットアップにローファー、パーカにスラックスを合わせるなど、"休日を過ごすミュージシャン"スタイルを提案。ボックスシルエットのクラシカルなコートの襟の裏側に別の色を使うなど、トレンド感を出す工夫が施されている。そのほか、着回しに重宝しそうなヌードカラーのショートソックスや、シャツにワンポイントで合わせたネックウォーマーなど、アクセサリーづかいもポイントだ。
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デザイナー木村多津也、吉田早苗は、「やはりショー形式での発表は楽しいので、また次もやりたいなと思った。スタッフが一つになってつくり上げたショーは熱い!!」と3シーズン目にしてランウェイにカムバックしたことについて触れ、「自分(木村)の年齢も35歳になったこともあり、今季はこの世代も意識した。これまでよりもちょっと大人っぽさをプラスしている」と話す。
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