フラップとポケット部分が離れたミリタリージャケットやボタンの位置がズレているジャケット、鳥やヒヨコとも表現できるグラフィックなど、すべてが不確定な要素でまとめられている。テーマは「気持ち悪い」。サバの切り身とフラワープリントを組み合わせたパターンやイクラ柄のショーツ、あえて主要な線を引き抜いた未完成のチェック柄も、どこか気持ち悪い仕上げ。これらのユニークな柄は、セーレンが展開するインクジェットプリント「ビスコテックス」で実現。柄だけでも50種類以上を提案し、メンズ、ウィメンズのストリートカジュアルで表現している。下北沢発のブランド「キューン」は、「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京」において初のランウェイショーを行なうなど、カジュアルに留まらないブランディングを進めている。