「ジーヴィージーヴィー(G.V.G.V.)」の2014-15年秋冬シーズンは、夢の中に出てくる大きなテディベアをモチーフに、"昼の夢"を表現するウィンターパステルカラーと、"夜の夢"を表現するモノトーンで構成した。テーマは「DREAM BEAR」。丸みを帯びたシルエットや円形、球体のディテールを使いながら、素材ではテディベアの触り心地をイメージしたフェイクファーや起毛したネップ加工、キルティングやポンポンなど、ふわふわ感のあるものが中心だ。一方、テディベアと棘のあるバラを組み合わせたサイケデリック柄のドレスもあり、幻想的な提案もある。デザイナーのMUGは「ちょっと悪い、ダークなイメージを盛り込んだ。ふわふわ感のある素材が多いものの、細部でエッジを効かせた」と語る。