「モンクレール ガム・ブルー(MONCLER GAMME BLEU)」が今シーズン、ウィメンズラインをスタートした。モンクレールの中でもハイエンドラインの「モンクレール ガム・ルージュ(MONCLER GAMME ROUGE)」に対し、「ガム・ブルー」のウィメンズはメンズのコンセプトであるテーラードを踏襲しながら、女性らしいファブリックやフォルムのアイテムも差し込む。コレクションでも約半数がウィメンズのルックで構成され、トム・ブラウンの気合いの入れようがうかがえた。
今季フォーカスしたスポーツはゴルフ。NYのリーマン・モーピン・ギャラリーからインスパイアされたライブラリーを会場に10部屋作り、序盤に登場したウィメンズモデルたちが各部屋の中央に座って本を朗読する。続いて、モデルたちがゆっくりと各部屋を歩いてゆく。ウエアはジェントルマンたちのためのウエアとして英国テーラードの要素を色濃く出しながら、モンクレールのテクニカルなダウンを随所に取り入れたレイヤードスタイル。メンズのボトムスのニッカボッカーズも英国由来のものだ。
注目は、キーモチーフのアーガイルのバリエーション。メンズではツイードやシェットランドウールといった英国ファブリック、ウィメンズではラメ糸やスパンコールなど、バリエーション豊かに見せた。ゴートファーのイントレチャート柄ジャケットや、ダイヤモンドのオーガンジーを貼り付けたダウンなど、立体的な表現もユニークだ。ウィメンズラインは今後もミラノ・メンズで発表する。
【モンクレール ガム・ブルー 2014-15年秋冬ミラノ・メンズ 全ルック】
【2014-15年秋冬ミラノ・メンズ 関連記事一覧】