アッシュ・ペー・フランスのピーアールワン(PR01.)事業部主催の合同展示会「ピーアールワン トレードショー トウキョウ(PR01. TRADE SHOW TOKYO)」が26日まで、EbiS303で開催中だ。「ルームス リンク(roomsLINK)」から名称を変えた同展示会は、アジアをつなぐファッションのプラットフォームとして、東京をはじめ、アジアのブランドを中心に集め、国内外への発信を目的とする。開催中の東京展示会では、セレクトショップ「バン(!)」の尾崎功樹メンズディレクターと佐藤隆一レディスディレクター、ショールーム、フープの木村俊之ディレクター、韓国・ソウルのPOT(ピーオーティー)ショールームのソン・ミソン代表による3つのショールームを設置。今月「DHL デザイナーアワード」を獲得した東京の「キディル(KIDILL)」やメンズの「ベッドフォード(BED J.W. FORD)」、韓国の「フリーマドンナ(FLEAMADONNA)」、ロンドンベースのメンズ「ピエー ウー(PEIR WU)」、シューズの「アブセンス(ABCENSE)」などが出店している。
また、4月9日から行われる「ピーアールワン トレードショータイペイ @ タイペイ・イン・スタイル(PR01. TRADE SHOW TAIPEI @ Taipei In Style)」に先駆け、台湾の新進10ブランドも集まった。初出展は、2015-16年秋冬デビューの「エイ・クライプシス((A)CRYPSIS)」と、デジタルプリントが得意の「ホーム・ベン・レーブ(HOMME VAN LAB)」、パターンとカッティングを強みとする「エス・カボネート(S,CABONATE)」、パリとロンドンで経験を積んだ「ユイ・アテリア(YUI ATELIER)」の4ブランド。「エイ・クライプシス」は、友人とヤングアパレルブランド「ミスチーフ(MISCHIEF)」を立ち上げたデザイナーのイーホン・チャンとジーチン・シンが独立し、立ち上げたブランド。メンズとウィメンズ、ユニセックスがそろうコレクションは、素材開発にも力を入れた機能性の高いアイテムが並ぶ。ウエアに載せたブランドアイコンの「A」やモンスターキャラクターがポイント。5シーズン目を迎える「エス・カボネート」と「ユイ・アテリア」は、ヨーロッパで経験を積み、現地のトレードショーにも参加する実力派だ。今回の「ピーアールワン トレードショー トウキョウ」で初めて日本でコレクションを披露する。「エス・カボネート」の今シーズンは、全身にレーザーカットを入れたコートやワンピース、4ウエイで着用できるドレスが目を引く。「ユイ・アテリア」は、異素材を組み合わせ、カッティングとシルエットで遊んだ独特なミニマリズムを見せた。また、「ピーアールワン トレードショー」常連で、台湾の大統領夫人も愛用する「オースティン・ウー(AUSTIN.W)」は4年目の今年、オーダーメードのドレスライン「ホワイト・レーベル」をスタートする。
「ピーアールワン トレードショー」は4月1〜3日に韓国・ソウル(The8 Gallery)で、9〜12日に台湾・台北(松山文化クリエイティブ・パーク)で順次開催する予定だ。