ポール・スミス(PAUL SMITH)は2016-17年秋冬シーズンから、メンズとウィメンズの各ラインを2つに統合する。これまで展開していた4つのラインをよりわかりやすく2つに絞ることで、原点回帰を目指す。ファーストラインの「ポール・スミス」は、これまでの「ポール・スミス」と「ポール・スミス ロンドン」を統合したもの。ドレスアイテムを中心に扱い、中心価格はスーツで10万円前後となる。
「PS ポール・スミス」と「ポール・スミス ジーンズ」を統合した「PS バイ ポール・スミス」は、カジュアルウエアを提案するディフュージョンラインとなる。1980年代を背景にしたコンセプトで、ロゴをブランドのアイコンとして大きく打ち出し、ヤング層にアプローチする。ポップな色使いやシャープなテーラリングなど、ブランドの特徴的な要素を取り入れる。ベーシックなデザインにブライトカラーやグラフィックプリントなどをアクセントに用い、デニムやニット、アウターからスーツ、アクセサリーまでトータルでそろえる。中心価格は、ジャケットが5万円前後、パンツが2万円前後、スーツが7万円前後。全てのアイテムには、PとSのイニシャルをかたどった白黒の丸いロゴのラベルが付く。ロゴは、ロンドンをベースとするアーティスト、ファーガス・パーセルがデザインした。