ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)は5月1日、40周年を記念して一般公開する新施設「アルマーニ シーロス(Armani / Silos)」をミラノ(via Bergognone 40,Milan)にオープンした。前日の4月30日には、世界各国からセレブリティーやファッション業界関係者を招いてのお披露目と、10周年迎えたオートクチュールライン「アルマーニ プリヴェ」のアーカイブ・ショーを開催。トム・クルーズやレオナルド・ディカプリオ、ケイト・ブランシェット、ソフィア・ローレン、ティナ・ターナーといったセレブリティーが続々と姿を見せてデザイナーのジョルジオ・アルマーニを祝福した。
シーロスは、イタリア語で「貯蔵庫」を意味する。1950年頃に穀物倉庫として造られた建物を改築し、ジョルジオ アルマーニ社のクリエイションを"蓄積"し公開する広大なスペースへと生まれ変わった。窓のない4層階・4500平方メートルのスペースは40室からなり、展覧会などを開く広大なイベントスペースに加え、ギフトショップやカフェテリア、デジタルアーカイブ施設などが入る。シンプルながら材質にこだわった内外装で、天井高を生かして照明を巧みに操り存在感を放つ。「ジョルジオ アルマーニ」のクリエイションそのものと言える空間だ。
イベントスペースでは5月1日から「ジョルジオ アルマーニ」40周年を記念した展覧会を開催。アーカイブから550体のルックと200点のアクセサリーをテーマに合わせて展示している。1日以降は一般公開する。
ミラノでは5月1日からミラノ万博が開幕し、ジョルジオ アルマーニはアンバサダーの一人でもある。記者会見では自ら先導して館内を案内するなどメディアの前に積極的に立ちそのカリスマ性を発揮し、世界の目をミラノに向けることにも一役を買った。