米「ハーパーズ バザー (Harper's BAZAAR)」は、9月号のカバーモデルに女優、オードリー・ヘップバーンの孫娘であるエマ・ファーラーを起用した。写真は、オードリーをミューズにしていた写真家、リチャード・アヴェドンの孫であるマイケル・アヴェドンがイタリア・フィレンツェで撮影した。
同表紙は、定期購読者限定版でビューティとファッションの2種類を用意。ビューティカバーは、オードリーのように髪を束ね、シンプルなメイクでエマの魅力を表現したショット。ファッションカバーでは、グレーのオーストリッチフェザーを使用した「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」2014-15年秋冬コレクションを纏ったルックと「ランバン(LANVIN) 」のアワーグラス(砂時計)シルエットのテクノコットンドレスを着たルックを撮影した。また、オードリーの代表的なスタイルである、黒いタートルネックとスラックス、フラットシューズを着用したショットも掲載する。
エマは、イタリアの美術大学、フローレンス・アカデミー・オブ・アートに通う20歳。アメリカとヨーロッパで育ち、3ヵ国語を操ることができる。数ヵ月後にはニューヨークに引っ越す予定だという。撮影のきっかけについてエマは、「グレンダ(・ベイリー「ハーパーズ バザー 」編集長)が父に連絡を取って、マイケル・アヴェドンをフォトグラファーにするアイデアを伝えた。最初は自信がなかったけれど、ストーリーを理解して、この有意義な体験をすることができた」。将来については、「やりたいことがたくさんある。この先、モデルの仕事をしていくつもりはないけれど、やりたいことを達成することは素晴らしいことだと思う。それと、ファッションの世界に関わる仕事に興味がある」と話した。