ファッション

【海外のバイヤー&記者が見た東京 Part1】”才能溢れるデザイナーは多いが、ビジネスにつなげる語学力が必要”

 2014-15年秋冬「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京」(MBFWT)には、海外からバイヤーやジャーナリストが多数来日した。「WWD JAPAN.com」では主要な3人にコメントを求めた。彼らに共通しているのは、メンズブランドへの高評価。一方、ファッションショーと展示会をバラバラの日程で行なっている現状や、英語がなかなか通じないことなど、東京の課題点も浮き彫りになっている。アジア地域で急速に影響力を強めるシンガポールと比較し「東京は、戦略性が低いのでは」という辛辣な意見もあった。

ナタリー・キンガム/「マッチズ・ファッショ ン・ドットコム」ヘッド・オブ・ファッション

 「マメ(MAME)」が飛び抜けて良かった。 細部にまでこだわったコレクションを披露しており、ポテンシャルの高さを感じた。また、「ドレスドアンドレスド(DRESSEDUNDRESSED)」が繰り広げる世界観にも好感が持てた。特にマニッシュでセクシーな雰囲気が漂うウィメンズは、海外の女の子たちからも支持されそうだ。今後は、我々のような海外バイヤーやエディターといかにコミュニケーションを図って、ビジネスにつなげていくかが課題だと思う。 ショールームで話が盛り上がったとしても、国に戻ってしまえばインターネット上での連絡交換になるので、積極的にアプローチしてほしい。ロンドンもかつ ては新人デザイナーが集まるファッショ ン・ウィークとして認知されていたが、今 では世界各国のプレスやバイヤーがビジネス を求めに集結する。東京のデザイナーもチャレンジを恐れずに、成長し続けてほしい。

MAME KUROGOUCHI x ファッションの記事

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。