オスカー・デ・ラ・レンタはアメリカを代表するデザイナーのみならず、カードの腕前が素晴らしく、カラオケを歌わせたらフリオ・イグレシアスも顔負け、おまけに天才的な庭師という、さまざまな顔を持っている。
デ・ラ・レンタは2013年10月30日に行なわれたデザイン・リーダーシップ・サミットで学生時代のエピソードを語った。彼がアート・スクールに通っていた時、放課後に友人たちと洒落たバーに行くことになった。「友達はみんな慣れた口調で『ドライ・マティーニ』、『マンハッタン』とカクテルをオーダーしていたけど、僕には、さっぱり何のことだか......。そこで、とっさに思い付いて『ピーチ・メルバ』ってオーダーしたんだ」とデ・ラ・レンタ。友人たちに「それは、デザートだよ」と指摘されたようだが、「僕は、それが欲しいんだ」と言い張ったとお茶目な一面を見せた。
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