トム・フォードは11月11日、ニューヨークで開催されたCFDAヴォーグ・ファッション・ファンド・ディナーでスピーカーとして登場。まず、「自分のブランド名は絶対売るべきじゃない」とトム。また、彼はビジネスを成長させるためには適切なパートナー選びの必要性やファション業界のシビアな面に関して、トムに関しては珍しく自虐的なコメントも交えながら語った。
「ファッション好きの妻や娘が口をはさむような投資家とは組むべきじゃない。色の違いを語るような経営者はクビにすべき」と辛口トークを連発。トムは「ファッション業界がバラ色と思ったら大間違い。デザイン、生産、納品と締め切りに追いまくられるから、僕はカレンダーに締め切りを記入しているよ。これほど、想像以上の才能を要求される業界はないね。もし、数シーズンいいデザインができなかったら、すぐに『君のピークは過ぎた』って言われるしね」と述べる。
会場では、ヴァレンティノ・ガラバーニを始めアレキサンダー・ワンらデザイナーを含む業界人のみならず、俳優のオーランド・ブルームもトムの話に大ウケしていた。
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