音楽プロデューサーの小室哲哉は5月1日、マウスのクリック音で作った新曲をライブ演奏するビデオ「グッド クリック クリエイツ グッド ミュージック!(GOOD CLICK CREATES GOOD MUSIC!)」をユーチューブで公開した。
同ビデオは、日本レコード協会が運営する「STOP!違法ダウンロード広報委員会」の啓発活動の一環で制作された。小室哲哉は、約100台のコンピューター用マウスを使用し、クリックで音を奏でていく楽器を元スケボーキングのSHIGEOと共に開発した。日本で年間29.3億、1秒間に約100回相当の違法ダウンロードのクリックが行なわれている事実に触れ、「いいクリックがされればされるほど、ミュージシャンが素晴らしい音楽を創る環境が豊かになる」というメッセージを発信。「いいクリックが素晴らしい音楽を奏でる」ことを体現するライブ演奏で証明することを目指した。
「STOP!違法ダウンロード広報委員会」は違法ダウンロード防止の重要性を啓発することを目的に2012年に設立。日本レコード協会が中心となり、日本音楽事業者協会、日本音楽制作者連盟、日本音楽出版社協会、日本芸能実演家団体協議会実演家著作隣接権センター、演奏家権利処理合同機構MPN、映像実演権利者合同機構の計7団体で構成される。今回、青少年に向けた啓発を目指し、小室哲哉とSHIGEOに制作を依頼した。