神戸ファッション美術館は、展覧会「世界のファッション—100年前の写真と衣装は語る—」を7月19日から10月7日までの期間、開催する。
同展のテーマは「西洋がコルセットを脱いだ時、世界は何を着ていたのか?」。今から100年前の1910年代に科学とテクノロジーの発達によって転換期を迎え、急速に洋装化が進んだ世界のファッションに焦点を当てた。衣服におけるグローバル化が発展する直前に「ナショナル ジオグラフィック」がとらえた人々の多様な姿の写真と、神戸ファッション美術館が所蔵する同年代の世界の衣装やファッション写真から、100年前の地域ごとの空気、緻密な手仕事やセンス、多様性に満ちたファッショナブルな世界を読み取ることができる。
「ナショナル ジオグラフィック」の写真は1900年代〜1930年代前半に撮影されたもので、雑誌未掲載の写真を含む約100枚のドキュメンタリー写真を展示。また、1890〜1940年代の世界の衣装と、欧米で名を馳せたデザイナーのドレスを飾り、当時の近隣国、地域におけるファッションの流行の伝播を表現する。会期中には、日経ナショナル ジオグラフィック社の竹内太一編集責任者らによるトークイベントや、「ケイスケ カンダ(KEISUKE KANDA)」の神田恵介デザイナーらによるファッショントークなどの催しも行われる。
■世界のファッション—100年前の写真と衣装は語る—
日程:2014年7月19日(土)〜10月7日(火)
休館日:水曜日
会場:神戸ファッション美術館(神戸市東灘区向洋町中2-9-1)
入館料:一般500円、学生(小学、中学、高校生)、65歳以上250円
問い合わせ:078-858-0050