森美術館は来年4月26日から9月1日まで、会館10周年を記念して、「LOVE展:アートにみる愛のかたち」を開催する。
2003年には、「幸福」をテーマに開館記念展「ハピネス:アートにみる幸福への鍵」を開催。10周年を記念する同展では、幸福に続く普遍的なテーマとして、「愛」に注目する。「愛ってなに?」「恋するふたり」「愛を失うとき」「家族と愛」「広がる愛」の5つのセクションで構成され、時代や地域を超えて選ばれた美術史を彩る名作、意欲的な新作を含む約100点を通して、複雑で変化に富んだ愛の諸相を考察する。11年に震災を経験した日本において、また紛争の絶えない世界状況の中で、アートを通して、あらためて人とのつながり、愛の多様性と可能性について問いかける。