国内最大級の野外音楽フェス「フジロックフェスティバル'14(FUJI ROCK FESTIVAL'14)」が7月25日?27日までの3日間、新潟県湯沢町の苗場スキー場で開催される。日本のロックフェスの先駆けである同イベントは1997年にスタートし、今年で18回目を迎える。洋楽・邦楽アーティスト含めた総勢214組がラインアップし、ファッションと繋がりの深いアーティストも多数出演する。
25日のヘッドライナーを務めるのは、イギリスのロックバンド、フランツ・フェルディナンド(FRANZ FERDINAND)。エディ・スリマンが「ディオール オム(DIOR HOMME)」時代から衣装を手掛けており、最近では「サンローラン(SAINT LAURENT)」2013-14年秋冬メンズ・コレクションのアフターパーティで演奏したり、今年6月の「サンローラン」2015年春夏コレクションに出席している。そのほか英国勢から、「ラコステ(LACOSTE)」が2月に公開したキャンペーンCMのBGMに起用されたダンスミュージックデュオのディスクロージャー(DISCLOSURE)や、「アニエスベー(AGNES B.)」が3月に行なったキャンペーン「PUNK+」でもフィーチャーされたサイケデリックバンドのテンプルズ(TEMPLES)が出演する。
26日は、グラミー賞2度の受賞を誇るカナダのインディー・ロックバンド、アーケイド・ファイア(ARCADE FIRE)がヘッドライナーを飾る。この日に出演するニューヨーク拠点の女性シンガーソングライターのセイント・ヴィンセント(ST.VINCENT)は、2月に開催された「ダイアン フォン ファステンバーグ(DIANE VON FURSTENBERG)」の2014-15年秋冬コレクションでもライブを披露したアーティストだ。加えて、ブリットポップを代表するバンド、ブラー(BLUR)のフロントマンのデーモン・アルバーン(DAMON ALBARN)や、オノ・ヨーコらも名を連ねる。
最終日の27日は、サーフミュージックを牽引するハワイのシンガーソングライター、ジャック・ジョンソン(JACK JOHNSON)がヘッドライナーに登場する。彼が2013年の世界ツアー中に着用したオーストラリアのサーフブランド「ソルティーズ(SALTY'S)」は注目を集め、2014年春夏から「ビームス(BEAMS)」などによって日本での取り扱いもスタートしている。そのほか、アイルランド発ティーンエイジロックバンドのザ・ストライプス(THE STRYPES)は、モッズスーツに「レイバン(RAY-BAN)」のサングラス姿がトレードマーク。今年1月の第56回グラミー賞で2冠を獲得したニュージーランド出身の女性アーティストのロード(LORDE)は、少しゴスな独特のファッションを見せる。また米国勢から、8年ぶりの再始動で話題のヒップホップ・デュオのアウトキャスト(OUTCAST)や、オルタナシーンの異彩バンド、ザ・フレーミング・リップス(THE FLAMING LIPS)らが参加する。