バレエ・リュス(ロシア・バレエ)の衣装を約140点展示する「魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展」が6月18日〜9月1日まで国立新美術館で開催する。バレエ・リュスは、1909年にパリでデビューし、高い技術に裏打ちされた革新的なステージで一大センセーションを巻き起こしたバレエ団だ。ピカソやマティス、コクトー、ブラック、ローランサン、シャネルら当時パリで活躍していた前衛の若手アーティストを取り込み、新しいスタイルの「総合芸術」として、バレエだけでなく美術やファッション、音楽の世界にも影響を与えた。
同展覧会は、異国情緒溢れる作品を多く生み出した初期、ベル・エポックが終焉を迎え、モダニズムと関わり始めた1914年〜21年までの中期、ココ・シャネルらが衣装担当に加わりモダンな作品が多く生み出された21年〜29年までの後期、そしてリュス・バレエ団に触発され誕生した「バレエ・リュス・ド・モンテカルロ」バレエ団の衣装を紹介するバレエ・リュス解散後の4部構成になる。それぞれ、舞台演目になぞって、衣装やデザイン画、資料などを展示する。
■魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展
会期:2014年6月18日(水)〜9月1日(月)
会場:国立新美術館(港区六本木7-22-2) 企画展示室1E
開館時間:10:00〜18:00
※金曜日、8月16日(土)、23日(土 )、30日(土)は20:00まで