サントリースピリッツは、米バーボンウィスキー「ジムビーム(JIM BEAM)」の戦略説明会を東京・表参道ヒルズで開催した。イメージキャラクターを務めるローラがクラッシュアイスをイメージさせるビジューが施されたミニドレスを着用して登場。ステージ上で、外国人のバーテンダーに流暢な英語で、「ジムビーム」を使った"シトラス ハイボール"を注文し、試飲した。
サントリースピリッツは今年1月、サントリー酒類から社名を変更。昨年度から「日本のウィスキー市場拡大」をテーマに、さまざまな施策を打ち出している。登壇した小泉敦サントリースピリッツ社長は、「『ジムビーム』は20〜40代のヤングアダルトをメインターゲット。各世代に人気があるローラさんをイメージキャラクターに起用した。また、バーボンで楽しむ"シトラス ハイボール"を打ち出し、今年28万ケース、2020年までに80万ケースを販売する」と発表した。さらに、年内に「ジムビーム」取扱い料飲店を2万店に拡大させるほか、家庭用には、サントリー食品インターナショナルの炭酸飲料「オランジーナ」の新フレイバー「レモンジーナ」をセット販売する予定だ。
ケビン・ジョージ=ビームサントリー チーフ・マーケティング・オフィサーは、日本で「ジムビーム」を打ち出していく理由について、「現在、アメリカでウィスキーは、フレイバーバーボンが出たことによって、若い女性も楽しめるようになった。日本で人気の飲み方であるソーダ割(ハイボール)で、日本のヤングアダルトにアピールしていきたい」と語った。
3月には国内初の直営パイロットショップ「ジムビーム バー」を新大阪駅にオープンするほか、4月7日には、10年以上シェリー樽で熟成したプレミアムウィスキー「ジムビーム ディスティラーズ マスターピース」(5万円)を1000本限定で発売する。