伊勢丹新宿店は、新たなカフェを2店舗オープンした。5階のリビングフロアに"アート×日本"を表現するカフェ「賚果(RAIKA)」と、6階のベビー・子どもフロアに東京・代官山発のカフェ「チャノマ(chano-ma)」の2号店「親子カフェ ラッテ チャノママ(latte chano-mama)」が入居した。
「賚果」は、リビングフロアの改装と合わせて出店した伊勢丹の編集型カフェ。リモデルコンセプトの「季のある暮らし」を踏襲し、旬の果物を使ったメニューを提供している。料理は和菓子の源吉兆庵がプロデュースし、フードコーディネーターの黒田裕佳が監修。食材だけでなく、盛りつけや食器の色で日本の四季を表現する。内装は、ユネスコ無形文化遺産に手すき和紙を使用。イスやテーブルは家具メーカーのマルニ木工、座席には「ミナ ペルホネン(MINA PERHONEN)」のテキスタイルを採用した。なお、食器は若手作家が手掛けたものを用いている。使用している家具や食器は商品として同フロアで購入することができる。
「親子カフェ ラッテ チャノママ」は、百貨店初出店。"子どもにも、ママにも、すべての人にやさしいお店"をモットーに、メニューは栄養バランスに優れたサラダプレートやパスタ、うどん、リゾットなどを提供する。親子がシェアして食事をすることを目的に、"お子様用"のメニューをあえて置いていないのが特徴だ。さらに店内には、おすわりができない赤ちゃんでもくつろぐことができる"小上がり"のマットレス席や自由に使用できるベビーチェアを完備する。また、親子で参加できるワークショップを週替わりで開催。プロのカメラマンが赤ちゃんの撮り方をレクチャーする「ママのカメラ教室」やママと赤ちゃんがコミュニケーションを図る「ベビーマッサージ」「ベビーダンス」「ファーストサイン」などさまざまな講座を用意している。