「フランフラン(FRANCFRANC)」をはじめインテリア雑貨ブランドを展開するバルス(BALS)は3月9日、「フランフラン ワールド おもてなし コンテスト 2016」を東京ウィメンズプラザで開催した。同社が接客ロールプレイングコンテストを行うのは初の試みだ。同大会では店舗・本社スタッフ全153チームから予選を勝ち抜いた18チームが登場。
各チームの発表前にはチームごとの応援ビデオが流され、会場では応援団がエールを送るなど盛り上がりを見せた。コンテストでは、それぞれが選んだトートバッグやマッサージクッション、ルームフレグランスなど雑貨中心の接客スキルを披露。審査員は高島郁夫バルス社長をはじめ、川上和彦セブン&アイ・ホールディングス経営企画部シニアオフィサーなど12人が務め、接遇スキル、会話力、提案力などを採点方式で審査した。18組の発表後、選出された3チームの決勝戦を経て最終審査が終了。優勝したのは本社商品本部チーム、2位にはバルス インデックス 仙台泉プレミアム・アウトレット店、3位には銀座フランフラン店が選ばれた。第3位までの各チームには賞金として3万円が授与され、優勝チームには海外展示会視察、2位には香港店舗視察、3位には国内店舗視察の機会が与えられる。優勝した本社商品本部チームのスタッフは、4〜6年店頭経験を経て本社で商品企画を行っている。優勝の感想を聞くと「店舗で見えなかった事が見えるようになった。目標は店舗も本社も一緒。本社で学んだことを将来的に店舗に還元したい」と語った。
「フランフラン」は来年設立25周年を迎える。同ブランドが主軸のバルスは前期、売り上げ過去最高を記録。高島社長は「われわれは生活必需品を販売しているわけではない。ライフスタイルが豊かになる、その商品を購入することでハッピーになる、といったような消費者の想像力や購買欲を掻き立てる商品を提案するのが使命だ。また、グローバル展開をする上での一番の武器は人。商品および販売力のレベルアップが必要だ」と強調。25周年に向けて、商品をはじめ店舗、オペレーション全てのクオリティをアップしていくとアピールした。同コンテストは香港でも開催予定だ。