森美術館は、開館10周年を記念した「アンディ・ウォーホル展:永遠の15分」を2月1日から5月6日まで開催する。日本初公開作品やアメリカ・ピッツバーグのアンディ・ウォーホル美術館に所蔵される作品を始め、初期から晩年の作品が揃う日本過去最大級の回顧展だ。
1970?80年代の「ビジネス・アート時代」に制作したマイケル・ジャクソン、モハメド・アリ、坂本龍一らをモチーフにしたシルクスクリーン、画家のジャン=ミシェル・バスキアとのコラボレーション、ウォーホルのアートスタジオを再現した空間...絵画、ドローイング、フィルム、彫刻、写真など、アートの初心者から上級者までが楽しめる約400点を展示している。
注目は、ウォーホルの私的アーカイブ「タイムカプセル」300点。74年の来日時に収集した日本にまつわる物や、「スタジオボイス(STUDIO VOICE)」編集部がウォーホルに送った新聞、「ヴォーグ(VOGUE)」「ハーパーズ バザー(Harper's BAZAAR)」といったファッション誌、ウォーホルが愛用していた「ペンハリガン(Penhaligon's)」「クリニーク(CLINIQUE)」など、ファッションやビューティに関連する私物も展示してある。
開催地が日本ということもあり、ウォーホルがTDKのビデオテープのCMに出演した映像や山本寛斎のショーなど、縁のある展示も見どころだ。
また、音声ガイドでは女優の菊地凛子が特別出演。菊地による作品紹介、彼女がウォーホルやマリリン・モンローについて語っているインタビューなどを聞くことができる。
なお、タイトル「永遠の15分」は「将来、誰でも15分間は世界的な有名人になれるだろう」というウォーホルの有名な言葉に由来する。
■森美術館開館10周年記念特別展「アンディ・ウォーホル展:永遠の15分」
日程:2014年2月1日(土)〜5月6日(火) (会期中無休)
会場:森美術館
住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53階
開館時間:10:00〜22:00(火曜のみ17:00まで)
(*2月11日、4月29日、5月6日は22:00まで)
入場料(当日券):1500円(一般)、1000円(学生)、500円(子供?中学生)
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