渋谷パルコは本日3月15日から4月1日まで、同館のオープン40周年を記念した「シブパル展。」をパルコミュージアム(パート1・3階)で開催している。広告、写真、イラスト、デジタルなど、パルコに縁のあるさまざまなクリエイターが「コラボレーション」をテーマに制作した作品を展示。田名網敬一×伊藤桂司、蜷川実花×チームラボ、山口はるみ×植原亮輔、井上嗣也×箭内道彦、大宮エリー×浅田政志、みうらじゅん×リリー・フランキーの6組が参加した。
それぞれのペアが自由な発想で制作した作品のジャンルは多岐に渡る。山口はるみと植原亮輔によるコラボでは、山口が1977年にエアブラシで制作したパルコの広告イラストを、植原がさまざまな色や柄のドットシールを使って再現。「『パルコ』というネーミングを決める段階から関わってきた。一つひとつの作品を鮮明に覚えているほどパルコの広告には特別な思い入れがある」と山口。植原は「子供の頃に広告でみていた作品を自分がアレンジすることになるとは思ってもみなかった」とコメントした。
また、田名網敬一と伊藤桂司によるコラボでは、田名網が40年前に制作した未公開のコラージュ作品に、2人でさらにコラージュを積み重ね、新たな命を吹き込んだ。「渋谷パルコも40周年ということで、ベースに40年前の作品を選んだ。普段から付き合いのある伊藤君とだったので楽しみながら面白いものを制作できたと思う。昔はパルコといえば“とんがった”存在だったが、今はデパートやショッピングセンターなどのいろいろな商業施設ができ、差別化していかないと生き残りは難しい。パルコには、これからも今回のような“とんがった”企画をどんどんやってもらいたい。それでこそパルコだ」と話す。