1月20日、レッドブル・ジャパン本社でランニング・イベント「ウィングス・フォー・ライフ・ワールドラン(WINGS FOR LIFE WORLD RUN)」のアンバサダー就任発表会が開催された。同イベントは、5月8日、日本時間20時に世界6大陸34カ所以上の会場で同時にスタートするランニング・イベントだ。日本の開催場所は、滋賀県高島市今津総合運動公園。同イベントは個人参加の他、「チームラン」で仲間とともに楽しみながら走ることもできる。脊髄損傷治療法の研究に資金援助を行う非営利団体「ウィングス・フォー・ライフ」に、イベント参加費の全額を研究助成費として寄付する。
2016年のアンバサダーには、2015年に引き続きレーシング・ドライバーの小林可夢偉、100キロメートルマラソン世界記録保持者の砂田貴裕、そして日本せきずい基金の大濱眞理事長、アーティストの松嶺貴幸(TAKA)が就任。発表会でははじめに大濱が脊髄損傷の治療法研究の現状を説明した。iPS細胞を活用した治療法の研究が国家プロジェクトとして進行しているという。怪我と隣り合わせのアスリートの立場からコメントを求められ、小林は「先輩ドライバーがレーシング中の事故で脊髄損傷になったこともあり、スポーツと怪我とは表裏一体だと実感している。だからこそ治療法発見の力になりたい」と答えた。
参加資格は、大会当日満18歳以上(高校生、ハンドバイク不可・生活用車いす可)。参加費は6500円で、先着順で3500人を募集している。