雑誌「日経トレンディ」が今年のヒット商品ベスト30を発表し、1日にイベントを開催した。創刊した1987年以来、毎年発表している人気企画で、2011年10月から2012年9月までの間に発売した製品とサービスが対象。売れ行き、新規性、影響力の3項目で評価を行なう。ランキングの1位に輝いたのは、今年一番の注目スポットとなった東京スカイツリー。約4ヵ月で2000万人が来場し観光事業を活性化させたほか、「日本復興の象徴として人々に希望を与えた」と渡辺敦美・編集長。2位はユーザー数が6000万人を超え、「スタンプ」は月3億円の売り上げをたたきだす「ライン」、3位は価格・サービス含めて、航空会社に対する消費意識を変えた格安航空会社「国内線LCC」と続いた。
注目は、6位にランクインしたメガネ「ジンズPC」だ。パソコンなど、LEDディスプレーから発生する青色光をカットするという新機能を搭載したメガネで、度が入っていないタイプも販売している。新市場を切り開き、テレビCMも奏功したことから、9月末までに75万本を売り上げた。イベントでは渡辺編集長のほか、今年活躍したモデルのトリンドル玲奈、お笑い芸人のバカリズム、そして「今年の顔」として女優の桜庭ななみが登場した。