ドイツ銀行所蔵の約6万点の現代美術コレクションにスポットを当てた企画展「そこにある、時間—ドイツ銀行コレクションの現代写真」が16年1月11日まで、東京都品川区の原美術館で開催される。企業が文化活動として行う美術コレクションの中で質量共に世界最高峰を誇る同行の作品群の中から特に充実した写真作品を集めた展示で、コレクションの始まった1979年から現在に至るまでのアーティスト約40組60点を紹介する。
同展は、「時間を切り取ってメディアに定着させる」写真の性質にフォーカスした作品が揃う。写真作品を指標にした世界各国の文化背景の可視化も目指し、ヨーロッパやアメリカ、アジア、アフリカなど多岐に渡る国の作品を集めたのも特徴だ。アンドレアス・グルスキーやゲルハルト・リヒター、ベルント&ヒラ・ベッヒャーら本国ドイツの作家をはじめ、アジアからは中国の曹斐(ツァオ・フェイ)や日本の杉本博司、佐藤時啓、やなぎみわらの作品が並ぶ。
■そこにある、時間—ドイツ銀行コレクションの現代写真
会期:2015年9月12日(土)?16年1月11日(月)
場所:原美術館(東京都品川区)
時間:11:00?17:00(祝日を除く水曜は20:00まで/入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(祝日にあたる9月21日、10月12日、11月23日、1月11日は開館)、9月24日、10月18日、11月24日、12月28日?1月4日
入館料:一般1100円、大高生700円、小中生500円
主催:原美術館、ドイツ銀行