今年3月に閉館する東急プラザ 渋谷 は1月22日、渋谷の歴史を振り返る特別企画展「東急プラザ 渋谷 タイムスリップギャラリー」のプレス・プレビューとオープニング式典を開催した。特別ゲストに渋谷区民であり、タレントとして活躍するデヴィ夫人(74)が登場。1980年代に渋谷で人気があった"サーファーディスコ"で着る衣装をイメージしたブルーとピンクのマーブル柄のジャンプスーツ姿を披露し、若き頃の渋谷での思い出や未来の渋谷に期待することなどを語った。
デヴィ夫人は、「10代の頃、渋谷に映画を見にきた。当時は都電が通っていて、住んでいた霞町(現:西麻布)から通っていた。また、初デートでは、ハチ公前で待ち合わせもした。街のすべて変わってしまうのはさみしい」と明かした。再開発が進む渋谷の街について、「東京オリンピックに向けて、美しく整理整頓された景観のわかる街になってほしい。そして、若い人たちだけでなく大人もエンジョイできるシックな街になることが理想」と語った。また、展示のディスコエリアでは、マイケル・ジャクソンの楽曲「今夜はドント・ストップ」に合わせてダンスを披露した。
同展示は、東急プラザ が閉館に向けたさまざまな企画「ハートフルフィナーレ」の一環で、渋谷の歴史を振り返る特別企画展。展示構成は1960年代、70年、80年、90年、2000年代の区切りで、当時の渋谷の街の写真やジオラマなどの資料を公開。開業当時から渋谷の変遷を体感できる仕掛けになっている。ギャラリー中央には、80年代、渋谷で名を馳せた"サーファーディスコ"を再現したディスコエリアを設置。当時人気があったアロハシャツにブーツカットのデニムのサーフファッションやレコードなどを展示。最後の展示は、"未来の渋谷"。映像で未来の街の姿を表現するほか、これまで同施設を顧客からのメッセージを披露している。同展の入場は無料で、会期は同館が閉館する3月22日まで。
■東急プラザ 渋谷 タイムスリップギャラリー
開催日時:3月22日(日)まで
営業時間:10:00〜20:00
場所:東急プラザ渋谷 6階
入場料:無料