音楽レーベルのランブリング・レコーズ(Rambling RECORDS)のショップ専用BGMアプリ「ランブリング・プレイヤー(Rambling Player)」がファッションブランドを中心に支持を伸ばしている。同アプリはiOS対応のスマートフォンやタブレットで無料ダウンロードし、初期設定をすることで、ショップのイメージに合う音楽だけを流せるというもの。
これまでは決められたBGMだけを流すだけの店舗が多かったが、同アプリを導入すれば、BGMを含めた店舗ブランディングが容易になる。セールに合わせて時間単位で音楽を仕込むなど、カスタムも可能だ。曲名が常にディスプレイに表示されるため、顧客との会話のタネにもなる。音源は毎月アップグレードされる。
ランブリング・レコーズは佐渡和広・社長が2001年に設立した音楽レーベルだ。"衣食住に必ず音楽を"をテーマに、映画サウンドトラックや生活に合うBGMを多く手掛けている。これまで、「マッキントッシュ」とコラボしたオリジナルCD制作やファッションショーの音楽監修を行うキュレーター集団The Music Agencyとの限定チャンネル制作など、幅広い音楽事業を行っている。
同社は音楽レーベルとして楽曲権利を持っているからこそ、昨今話題の著作権問題もない。佐渡社長はアプリについて、「店舗の雰囲気づくりにはBGMが欠かせないが、企業のコンプライアンスの問題もあり、自由なBGM作りに踏み込めなかったブランドも多いはず。これからはBGMで店舗の差別化を図るべき」と意気込む。
■ Rambling Player :http://www.r-bgm.com/
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