日清食品は18日、女性向けカップヌードル「カップヌードルライトプラス」シリーズのテレビCM発表会を行った。年間15億個を売り上げるカップ麺の内、女性客が3割に留まっていることに着目し、インスタント食品に手が伸びない女性をターゲットにした新プロジェクトの一環。CM発表会には、作中に登場する野菜付きのヘッドドレス"ベジヘッド"を身につけた農夫姿の斎藤工が登場した。
3月23日に全国発売する「カップヌードルライトプラス」では、"女子会メニュー"の代表格ラタトゥイユと、バーニャカウダの2種類を打ち出す。各味をイメージしたポップなイラストを描き、定番のカップ麺からパッケージを一新。カロリーを198kcalにおさえ、レタス約2個分の食物繊維を麺に練り込むことで、日頃の食生活やダイエットを気にする多くの女性たちにアプローチしていく。たくさん、美味しく、ヘルシーに"いい食べっぷり"をする魅力的な女性を応援する同プロジェクトの企画チームは、すべて女性社員によるチームで構成されている。麺の長さを通常の半分にカットしたショートヌードルで"すする"音を軽減させるなど、女性視点で開発した。
登壇したズナイデン房子・日清食品取締役マーケティング部長は、女性をターゲットにした商品開発について「約8割の女性が常にダイエットについて考えているという。ストイックな気持ちを忘れて、ハッピーに、五感で食事を楽しんでもらいたい。パッケージも『インスタ』にアップしたくなるようなビタミンカラーにしました」と話す。
トークショーに参加したCMキャラクターの斎藤工は、「"ベジヘッド"は、すっかり頭になじんでいます(笑)。実際に農場へ行き、こういう農作業の中で恩恵を頂いているということを感じ、感謝の気持ちが湧いた。遠慮がちに食事をしている女性は多いが、素直にがっつり食べている人の方が気持ちがいい。歯ごたえで野菜を感じることができ、低カロリーな『カップヌードルライトプラス』は食べても罪悪感がゼロ。バーニャカウダ味は男性も好きだと思う」と、CM撮影時のエピソードや新商品の感想を述べた。なお、4月上旬には、表参道のプロモーション専用スペース、ゼロベースでSNSを絡ませたイベントの実施を予定している。