デジタル・マーケティングを手掛けるインアゴーラは7月7日、女性に向けたECアプリ「ワンダフル」をローンチした。出店社のアイテムをインフルエンサーがSNS感覚で紹介する新しいECモールとして、年内に国内100万ダウンロードを目指す。
インフルエンサーはメーカーが登録した商品を撮影し、商品データをタグ付け、「ワンダフル」やSNSを通じて紹介する。ユーザーは閲覧した商品をアプリやウェブ上で簡単に購入ができる。商品を紹介したインフルエンサーには一定のマージンが入るとともに、経費を除く売り上げがメーカーに還元される仕組みだ。まずは100人のインフルエンサーを起用するが、いずれはユーザーのだれもがインフルエンサーとして参加できる環境を目指す。
また、同アプリは「ワンダフルプラットフォーム」として中国でも展開する。物流や翻訳など、越境に関わる事業を全てインアゴーラが担当し、メーカーにとって簡単に越境ECができるプラットフォームを提供する。
なお、インアゴーラは、「フォトグリッド」などのアプリ・製品を手掛けるキングソフトの翁 永飆(おう・えいひょう)・社長と、美容家でもある山本未奈子MNCニューヨーク代表が2014年12月に設立した。