東京を拠点に活動するアーティストのMADSAKIが個展「WANNABIE'S(ワナビーズ)」を6月10〜7月16日に六本木のクリアエディション&ギャラリーで開催する。なりたがりを意味する英単語と世界最大のオークションハウスの名前を組み合わせた造語がタイトルになった同展のテーマは、無知な作家が世界中の名画をコピーすることによってマーケットでの名声を得るというストーリーのもと、なりたがりを演じながら自身の新たな側面を見出すこと。今回は 「なりたがりアーティスト」が理想のコレクションを自ら描いたというコンセプトでコレクションを展示する。
MADSAKIは1974年大阪生まれ。ニューヨークのパーソンズ スクール オブ デザインのファインアーツ科を卒業後、作家として活動を開始。細密画から大型彫刻、インスタレーションまで変幻自在なスタイルが話題になった。近年は今までの作風と一変し、キャンバスに描かれる刺激的で挑発的な言葉が作品の大部分を占め、さらなる注目を集めている。また、青山にオープンしたエイチ ビューティ&ユース(H BEAUTY&YOUTH)にも作品が展示されている。
芦澤純