テキスタイルデザイナー集団の「NUNO」が、松屋銀座の「デザインギャラリー1953」で、過去のアーカイブスを並べた展覧会「Do You NUNO?」を開催している。1984年の設立以来、制作してきた貴重なアーカイブス約400点をパッチワークにして展示している。
「NUNO」は須藤玲子が率いるテキスタイルデザイナー集団で、作品はヴィクトリア&アルバート美術館やMoMAに永久収蔵されるなど世界的に高い評価を受けている。東京・六本木のアクシスビルには、デザイナーたち自らが販売する店舗兼アトリエがあり、作品はすべて販売している。
建築家やホテルなどとのコラボレーションも多く、2005年にはマンダリンホテル東京のすべてのインテリアファブリックを手掛け、話題になった。グラフィックデザイナーの原研哉は、「テキスタイルは服や建築、インテリアなど幅広い領域と接続する一方で、完成した"モノ"の一歩手前の不思議な領域。そのデザインを一手に引き受けてきたNUNOはとてもユニークな存在で、ずっと注目してきた」と魅力を語る。展覧会は6月10日まで。
「Do You NUNO?」
会期:2013年5月15日〜6月10日
場所:松屋銀座7階デザインギャラリー1953
主催:日本デザインコミッティー