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NYの行列ができるハンバーガーレストラン「シェイク シャック」 CEOが来日し成功理由を語る

 サザビーリーグは3月28日、主催イベント「リアンプロジェクト」に合わせて、2月に日本における独占契約を結んだアメリカNY発の人気ハンバーガーレストラン「シェイク シャック(Shake Shack)」のランディ・ガルッティCEOを招き、事業発表を行った。ガルッティCEOは、1985年に「シェイク シャック」の創業者であるダニー・マイヤーユニオン スクエア ホスピタリティー グループ(Union Square Hospitality Group)CEOが「ユニオン・スクエア・カフェ」を皮切りに、「グラマシー・タバーン」など、NYで話題のファインレストランを数多く経営してきた背景があることを説明。さらに、マディソン公園の復興プロジェクトに参加する形で、2001年にホットドッグショップとして「シェイク シャック」をスタートし、04年に小型店舗を開設。最高の牛肉など、プレミアム食材で、アメリカンクラシックなハンバーガーを提供することで、「ファインカジュアル」という、これまでのファストフードチェーンともレストランとも一線を画するコンセプトや、人々が集う「コミュニティー」という場を提供したことや、"トッピング"の「ホット・ホスピタリティー」などおもてなしを重視していることなど、「ハンバーガーという大衆食に、もてなしという愛のスパイスを加えたら、魔法が起こった」と成功理由を説明した。ファンがファンを呼び、SNSで拡散され、さらに人気が高まっているとも話した。

 現在は、中東やロンドンなどを含めて、世界9カ国で64店舗を展開中。「日本では16年に1店舗目を東京にオープンする。フラッグシップとして東京にふさわしい特別な店に仕上げるので期待していてほしい。20年までに10店舗の展開を計画している」とガルッティCEO。

 角田良太サザビーリーグ取締役は提携理由について、「3年前、初めてNYで話題のハンバーガーを食べて、『これはうまい!』と思った。なにか特別の素材、ソースがあるわけではなく、すごくシンプルなものだった。聞くと、原材料、調達先などに非常にこだわりを持っている。なおかつ、店装もこだわっていて、素材もエコフレンドリーだった。サービスもホスピタリティーに溢れ、モチベーションの高い方々が働いている。一番びっくりしたのは、その店舗、地域にいかに密着して店を作り、地域を活性化しているのかということ。そういった取り組みを知った時に、ぜひひ、コンセプト、ブランド、事業を日本にもってきて、より多くの方々に経験してもらえたらと交渉を始めた」と語った。契約には3年を擁したが、「ブランドを大切にする点や、いかにお客さまに喜んでもらうか、半歩先のライフスタイルの提案というところで、価値観、カルチャーが合うと確信し、締結に至った」と話す。

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