大阪のコンセプトホテル「ロックスターホテル(ROCK STAR HOTEL)」は、ロンドンのクラブ「ファブリック(FABRIC)」と、渋谷のクラブ「ウーム(WOMB)」、ライブストリーミングサイト「ドミューン(DOMMUNE)」とコラボレーションしたパーティを8月23日に開催した。
招待客限定で行なわれたパーティは、まつゆう*や「GQジャパン(GQ JAPAN)」「レオン(LEON)」など、ファッション媒体の編集者らが来場。ライブは、イギリスから来日したLTJブケムがドラムンベースやハウスセットを披露し、その模様を「ドミューン」で生中継を行なった。その他、DJ AKIやTOYO、SHUNJACKも登場した。
「ロックスターホテル」は昨年12月、大阪・阿波座にオープンした7階建てのコンセプトホテル。特徴は、「ユニクロ・クリエイティブアワード 2007」で天野喜孝賞を受賞したこともあるイラストレーターのバギー(buggy)によって描かれたロックスターのアートワークを飾ったスウィートだ。ザ・ビートルズやキッス、オアシス、デヴィッド・ボウイをモチーフに、誰もが知る21人のイラストが各部屋やカフェなどに飾られている。
部屋は、DJブースがあるスウィート(1泊5万円)、猫足のバスタブがあるジュニア・スウィート(1泊1万5000円)、一人用のスタンダード(1泊8000円)の3種類を用意。いずれもスイスのオーディオメーカー「ジェネーバサウンドシステム(GENEVA Sound Systems)」のスピーカーを設置し、音楽好きのハートを掴むホテルだ。
2階のカフェ マドンナでは、オーガニックコスメブランド「シゲタ(SHIGETA)」が監修した、季節に合わせたスムージー(700円)などを提供している。7階のバーでは、21人のロックスターをイメージしたカクテルを取り揃え、宿泊客以外も利用できる。
その他、1階のエントランスはロックスターになりきって撮影できる「チームラボカメラ」など、エンターテイメント要素を取れ入れている。同イベントだけでなく、レコードレーベルのイルマレコーズとコラボレーションしたポップアップストアを開くなど、音楽に縁のある企画力がウリだ。
また同日、「ツバキ(TSUBAKI)」のTVCMに出演するなど10年間モデルとして活動していた福居愛子がブックディレクションした「ロックスターライブラリー」をスタート。福居は「驚き、興奮、感動、行ってみたい、食へ?てみたいと五感を刺激してアクションを起こすキッカケになってもらえるような書籍を中心にセレクトしました」とコメント。その言葉通り、ファッションやカルチャーを中心に、世界中からセレクトした写真集や雑誌、NYから買い付けた入手困難なZINEなど、約150冊をカフェやラウンジ、宿泊部屋で読むことができる。写真集はヘルムート・ニュートンやライアン・マッギンレーらファッションやアートに関連性のあるブックの他、スケートマガジン「ダンク(DANK)」やフードマガジン「グルマン(The Gourmand)」などジャンルにとらわれない幅広いラインアップだ。