三井不動産と三井不動産ホテルマネジメントは12月17日、銀座5丁目に「ミレニアム 三井ガーデンホテル 東京」をオープンする。シンガポールのミレニアム アンド コプトーン ホテルズと協業したもので、世界24ヵ国で運営する「ミレニアム」の日本第1号店だ。
同ホテルでは、銀座や日本橋の老舗ブランドとコラボレーションするプロジェクト「ザ ギンザ バリュー」を始動。真珠ブランド「ミキモト(MIKIMOTO)」の化粧品ライン「ミキモト コスメティックス」とコラボした「パールルーム」や、国宝や重要文化財などの修復にも使われる金沢伝統箔を制作する「箔座」が手掛ける「箔座 金箔ルーム」などの部屋に宿泊することができる。「パールルーム」では真珠をイメージしたオブジェや本物の真珠をあしらったバスローブのほか、真珠のエッセンスから作った入浴剤や「ミキモト コスメティックス」のコスメセットをそろえる。一方、「箔座 金箔ルーム」では、金箔をちりばめた小物を設置したほか、金箔を配合した入浴剤や金箔の顔用パックなどの化粧品を用意。また、「箔座」の直営店「日本橋 箔座」で利用できる茶席のチケットをプレゼントする。ともに1日1室限定で、宿泊料金は1万5950円?。ほかにも、歌舞伎座で行われる「十二月大歌舞伎」の鑑賞チケット付きプランや、銀座三越のサービスチケット付きプランなど、オープンを記念した特別宿泊プランを用意する。同プロジェクトを通して訪日外国人に「日本の粋」「日本の伝統・文化」を提供し、世界に向けてクールジャパンを発信する狙いがある。