今年もビアフェス「オクトーバーフェスト」(オクトーバーフェスト実行委員会主催、ドイツ観光局/バイエルン州中日代表部後援)の季節が到来した。お台場を皮切りに日比谷公園や駒沢公園をはじめ、秋まで各地で開催される。
「オクトーバーフェスト」は、ビールの本場であるドイツ・バイエルン州ミュンヘンで開催される世界一のビール祭り。その歴史は1810年、当時の皇太子ルートヴィヒとザクセン皇女の結婚式を市民が祝ったことに始まり、200年以上もの歴史がある。昨年は来場者640万人によっておよそ700万リットルのビールが消費された。
日本では、2006年より「オクトーバーフェスト」として開催され、年々会場と期間を広げ、今年は東京都内6カ所で8回開催されるほか奈良、東北でも開催される。
入場は無料で、最初の1杯目購入時にグラスのデポジットを支払い、最後にグラスを返却するとデポジット返却される仕組み。ドイツの醸造所各社が100種類以上のビールを販売するほか、アイスバイン(塩漬けの豚肉)などドイツの名物料理も並ぶ。会場では、ドイツ楽団の生演奏で乾杯の歌「アイン・プロージット」が何度も流れ、ぐいぐいとビールが進むこと間違いなし。「毎年来ていますが、公園の緑の中で飲むビールは最高に気持ちいい!」(35歳女性)、「本場のグラスで飲めるので気分がアガります」(33歳男性)と、日本でも着実にファンを増やしている模様だ。
お台場、日比谷、駒沢、奈良、立川、東北、豊洲、芝の各会場で、4月下旬から10月にかけて順次開催予定。