新宿高島屋は開店20周年を記念し、「ガラスの仮面」とコラボしたカフェを11階の催会場内にオープンしている(2月14日まで)。2月2日、その記者発表会を開催し、トークショーに漫画家の美内すずえと女優の鈴木砂羽が登場した。鈴木砂羽は「ガラスの仮面」の劇中劇「女海賊ビアンカ」の衣装を着て現れた。
同会場では現在、100近くのパティスリーやチョコレート専門店が出店するバレンタインチョコレートイベント「アムール デゥ ショコラ〜ショコラ大好き〜(Amour du Chocolat!)」を開催中だ。今年は「ガラスの仮面」とコラボし、会場内に同作品のパネルやフォトブース、カフェが登場した。「ガラスの仮面」カフェでは美内すずえが監修したメニューが登場する。ケーキとドリンクがセットになった "マヤ・プレート"と"亜弓・プレート"はそれぞれマヤと亜弓をイメージして作られ、食べた後にサプライズが隠されている。オリジナルのコースターもプレゼント中だ。
また、今回特別にコラボチョコレート3種を用意。バラの形をしたチョコがそろう「メサージュ・ド・ローズ」の"エピーヌ 紫のバラ"は、「ガラスの仮面」に登場する "紫のバラ"をイメージして作られ、ブルーベリー、ぶどう、ラズベリー、ホワイトの4種の味をセットにした。「マ・プリエール」が手掛けたチョコレートには北島マヤをイメージし、ローズとフランボワーズが香る"マヤ・ショコラ"と、姫川亜弓をイメージし、ブランデーのガナッシュを入れた "アユミ・ショコラ"の2種が登場する。チョコレートには紫の花びらや金箔をのせるなど、原作のストーリーに合わせた仕上がりになっている。
「ガラスの仮面」が他とコラボしたのは今回が初めてだ。「アムール デゥ ショコラ」のカタログには美内すずえが特別に描き下ろした「ガラスの仮面」の番外編「アムール デゥ ショコラ 愛のメソッド」の前半が入っている。後半は高島屋の公式アプリをダウンロードして読むことができる。大阪のアカルスタジオでは1月29日〜2月14日、番外編を舞台化した公演の他、「ガラスの仮面」の原画や美内すずえのスケッチなどが展示されている「ガラスの仮面と美内すずえスタジオ原画展」を開催中だ。
トークショーに登場した美内すずえは「今まで『ガラスの仮面』はドラマや舞台化されてきたが、今回は特に面白い企画だと思った。関西出身の私にとって高島屋はハイクラスなイメージがあり、そんな高島屋とコラボし、さらにチョコレートをプロデュースできるとは思いもしなかった。とても楽しくやらせてもらった」とコメント。また、本の形や、マヤと亜弓のイラストをプリントしたパッケージについて、自称「箱マニア」と語る同氏はチョコレートの味だけでなくパッケージにもこだわったという。一方、「ガラスの仮面」の大ファンだという女優の鈴木砂羽は「『ガラスの仮面』を読んで芝居の世界に興味を持ち始めた。今の自分があるのも、先生のおかげだ」と語った。