ヒューゴ ボスと上海外灘美術館は、アジアのコンテンポラリーアートを対象にした「ヒューゴ ボス アジア・アート賞」を設立した。同賞では、2年に一度、中国本土、台湾、香港、マカオを拠点に活動する新進気鋭の中国人アーティストの中から受賞者を選出。2013年度は、長谷川祐子・東京現代美術館チーフキュレーターや呉為「アート・チャイナ・マガジン」編集主幹など、アジアのアートに精通したキュレーターや芸術家13人が審査を行なっている。最終候補者に選ばれた7人の作品は、9月中旬に上海外灘美術館(上海市黄浦区虎丘路20号)に展示。受賞者には、奨学金として30万元(約480万円)が贈呈される。
ラリス・フロギエール上海外灘美術館理事は、同賞について、「ヒューゴ ボス アジア・アート賞は、コンテンポラリーアートの未来について、現地及び国際的なレベルで検証すべく、重要な議論の場の形成促進を目的としている。ヒューゴ ボスとのパートナーシップにより、このような価値あるプロジェクトが実現できたことを非常に嬉しく思う」とコメント。また、ヒューゴ ボスの文化事業担当責任者であるヒアデス・ケッテンバッハ博士は、「アジアという非常に重要な文化背景において、このような賞を創設できることを非常に誇りに感じている。このパートナーシップにおいて、建設的な貢献をしてくれた上海外灘美術館に対しては、感謝の意を表したい」と語っている。