「ルシアン ペラフィネ(lucien pellat-finet)」は、建築家の隈研吾とのコラボレーションで木製の椅子「Tree Chair」を1月下旬に発売する。樹木をイメージした曲線的なデザインの同商品は、ブナ材で製作。座面と背面は、白、黒、グレー、ブルー、オレンジの5色の中からそれぞれ好きな色を選ぶことができる。価格は57万7500円。東京ミッドタウン店、表参道店、心斎橋店などで販売する。
同ブランドと隈とのコラボレーションは2006年、東京ミッドタウン店の内装を隈が手掛けたことからスタート。09年には、心斎橋店の建築と内装も手掛けた。今回のコラボレーションについて、隈は「樹木のような椅子をデザインしました。樹木の本質は、繊維と繊維とがからまりあってできた、やわらかな複合体です。その繊維の束は、ルシアンのカシミヤのように、人間の体を柔らかく包んでくれます。樹木をヒントにすることで、人間の身体に対して、やさしい椅子を作りたいと考えました」とコメントしている。
なお、「ルシアン ペラフィネ」は昨年7月、空間デザイナーの森田恭通とのコラボレーションした花瓶を発表しており、インテリア関連のアイテムの制作にも積極的だ。
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