ヴィジュアルデザインスタジオWOWは3月20日、プロダクトデザイナーのマーク・ニューソン(Marc Newson)とコラボレーションした日本刀のアートピース「アイクチ(aikuchi)」を一日限定で東京美術倶楽部にて発表する。
マークは、さやのグラフィックパターン、つばの加工法、紐、収納ケース、ディスプレイに至るまで、刀身以外の全ての刀装具デザインを、東北の伝統工芸職人たちの技と意見を取り入れながら行なった。また、高橋裕士WOW代表は、刀身を作り出す法華家(ほっけけ)、東北伝統の岩谷同箪笥(いわやどうたんす)の職人技術を活かした刀装具のデザインを、マークと共にプロデュースした。
世界限定10組のコレクションピース「アイクチ」は、つばを持たない形状の日本刀の合口に由来している。日本刀合口は平和の象徴であり友好のかたちとして知られ、「お守り」という価値に進化し現代へ継承されてきた。なお、同プロジェクトは、経済産業省の平成25年度助成事業「伝統的工芸品産業復興対策支援補助金産地活性化事業」の一環でもある。
■aikuchi exhibition
日程:3月20日
時間:10:00?17:00
場所:東京美術倶楽部 3階
住所:東京都港区新橋6-19-15