タカ・イシイギャラリーは5月25?6月21日までの間、荒木経惟の個展「左眼ノ恋」を開催する。昨年10月、右眼網膜中心動脈閉塞症で右目の視力を失ったアラーキーが撮影した作品65点を展示。すべての作品は、ポジフィルムの右部分を黒マジックで塗りつぶしてプリントし、片目が見えていない自身の視界を表現した。5月25日には、一般入場可能なオープニング・レセプションを行なうほか、展示作品を含む102点を掲載した写真集を300部限定で販売する。
なお、「左眼ノ恋」の題は、1954年にエド・ヴァン・デル・エルスケンが出版した写真集「セーヌ左岸の恋」にオマージュを捧げたもの。荒木は、20歳の頃に同書籍に影響を受け、女性に同じポーズをさせて撮影していた。
■左眼ノ恋
会期:5月25日(日)?6月21日(土)
場所:タカ・イシイギャラリー (東京・清澄)
住所:東京都江東区清澄1-3-2 5階
■オープニング・レセプション
日程:5月25日(日)
時間:15:00?17:00