音楽プロデューサー兼ミュージシャンのファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)は、アーティスト・ライブチューン(livetune)による初音ミクをヴォーカルに迎えた楽曲「Last Night, Good Night(Re:Daialed)」のリミックスを手掛けた。同楽曲の世界配信が5月13日からiTunes Storeなどでスタートしている。また同作品のミュージック・ビデオも公開され、現代芸術家の村上隆が総監督をつとめた。同ビデオには、初音ミクを始めファレル・ウィリアムスやライブチューン、さらには村上隆自身がポップなキャラクターとなって登場している。
今回の企画は、昨年劇場公開された村上隆の初監督作品「めめめのくらげ」の全米ツアー実施を記念したもの。同映画の主題歌に「Last Night, Good Night(Re:Daialed)」が起用されている。村上隆がファレルの最新アルバム「ガール(GIRL)」にちなんでファレルとその妻のポートレート作品を発表するなど、両者の親交が深かったことから今回のコラボレーションにつながった。ミュージック・ビデオは、村上の率いるアート集団・カイカイキキが所有する札幌のアニメーションスタジオ「ポンコタン(PONCOTAN)」で2ヵ月をかけて制作。カイカイキキ所属のデジアナ画家・ジェイエヌティーヘッド(JNTHED)がメカデザインで参加、同じくカイカイキキ所属のイラストレーター・めばえ(mebae)がキャラクターデザインとアニメーションのディレクションを担当した。
「めめめのくらげ」の全米ツアーは5月1日のダラスからスタート。その後6月5日までかけてシアトル、ボストン、ワシントン、ロサンゼルス、ニューヨーク、サンフランシスコを巡業中。