フランスの芸術家、ニキ・ド・サンファルの回顧展「ニキ・ド・サンファル展」が9月18日〜12月14日まで、新国立美術館で開催される。同展は、2014年秋にパリのグラン・パレで開催され、60万人を動員。射撃絵画(絵の具を入れた缶や袋を銃を放って絵を描くアート)をはじめ、妊婦からインスピレーションを受けたオブジェの"ナナ"シリーズ、モデルとして活躍していた頃の写真や雑誌の表紙カットなど100点以上のアートピースを展示する。ニキと親交が深かった増田通二・元パルコ会長の妻、ヨーコ増田静江が収集した作品やニキとヨーコが交わした手紙なども公開する。
ニキは、フランス生まれアメリカ育ちの芸術家。1940年代に米「ヴォーグ(VOGUE)」や「ライフ(LIFE)」などでファッションモデルとして活躍。その後パリに移住し、射撃絵画や"ナナ"のアートピース、アントニオ・ガウディのグエル公園にヒントを得た「タロット・ガーデン」などを発表した。80年に、作品を購入者であったヨーコ増田静江と出会い来日し、日本を着想源にしたオブジェ「ブッダ」を製作。94年には、ヨーコが栃木県那須高原に世界初のニキ美術館をオープンした(2011年に閉館)。
■ニキ・ド・サンファル展
日程:9月18日(金)〜12月14日(月)
時間:10:00?18:00(金曜日は20:00まで)
休館日:毎週火曜日、11月4日(水)※9月22日(火)と11月3日(火)は開館
主催:新国立美術館、フランス国立美術館連合グランパレ(RMN-GP)、ニキ芸術財団、NHK、NHKプロモーション