2月21日(現地時刻)、トヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」が第85回アカデミー賞授賞式を控えるLA・ハリウッドで盛大なレッドカーペットイベントを開催した。映画会社ミラマックス社の創設者で映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタイン監修のもと、「レクサス」初の試みとして若手の映画監督を起用した“ショートフィルム”を制作。ディレクターズ・ギルド・オブ・アメリカを会場に、2作品を上映した。 注目すべきは、作中に「レクサス」の車が登場しないこと。「ライフ イズ アメイジング」をキーワードに自由な表現の場を与えている。
ワインスタインは、「『レクサス』と共同で行なった今回の企画は、私にとって広告ではなく、アートとして捉えている。タランティーノや、有名なフィルムメーカーにも作品を見せるつもりだ。映画業界への恩返しになれば」と語り、従来とは異なるコマーシャルの型に可能性を示した。
フィルム上映後には、同会場でパーティを開催。伊勢清貴 レクサス・インターナショナル社長や、数多くのセレブリティ、今後同企画でフィルム制作を行なう若手監督らが来場しイベントを盛り上げた。なお、「レクサス」公式サイトでは、現在ティーザーフィルムを配信中。5月には全編が公開される予定だ。